ヘミシンクには様々なシリーズがありますが、今回は「ヒューマンプラス(Human Plus / H-Plus)」というシリーズについて解説します。
ゲートウェイ・エクスペリエンスとは異なるアプローチで、日常生活に変化をもたらすことを目的としたプログラムです。
この記事では、ヒューマンプラスの仕組みや使い方に加えて、ヘミシンクを200回おこなった私が、ゲートウェイ・エクスペリエンスシリーズとの違いを実感ベースでお伝えします。
実際にH+(ヒューマンプラス)シリーズ「エネルギーにアクセスする」を使ってみた体験談や、どんな人にヒューマンプラスが向いているかについても書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ヒューマンプラスとは?
ヒューマンプラスは、ヘミシンクの開発者であるロバート・モンローが考案した「セルフプログラミング」の手法です。
潜在意識の力を活用して、思考、感情、行動のパターンを変化させ、人生に望む変化をもたらすことを目的としています。
基本的な仕組み
ヒューマンプラスでは、深くリラックスした状態に入り、「アクセスチャンネル」という新しい領域を開き、活性化します。
CDの効果音を聞く限り、アクセスチャンネルはフォーカスレベルでいうと11あたりのようです。あまり高いフォーカスレベルではないので、ゲートウェイ・エクスペリエンスシリーズを学習していない方でもすぐに始められるのではないかと思います。
そして、特定の目的に応じた「ファンクションコマンド」と呼ばれる短いフレーズを潜在意識にプログラムします。このコマンドは、日常生活の中で必要なときに呼び出すことができます。
例えば、「情報にアクセスする」では、忘れてしまった記憶や知識を思い出すためのコマンドを学びます。セッションで一度プログラムしておけば、日常生活で「あれ、なんだっけ?」と思ったときに、そのコマンドを心の中で唱えることで記憶にアクセスしやすくなるという仕組みです。
ファンクションコマンドを使ってみた感想
ファンクションコマンドは、短い言葉を呪文のように唱えるものです。
正直に言うと、言葉自体に大した意味は感じませんでした。
でも、ヘミシンク中に教わった言葉を覚醒状態に戻ってから口にすることで、セッション中の体感をありありと思い出すことができるのです。
ヘミシンク中に感じた思考や体感や感覚を、短いフレーズに凝縮して一気に記憶に呼び起こす――そんなトリガーとして機能していると感じています。
「セルフプログラミング」の実感
「潜在意識の力を活用して、思考、感情、行動のパターンを変化させる」と言うと難しく聞こえますが、実際にやっていることはヘミシンク中のイメージトレーニングという感じです。
私はヘミシンクを始めた頃から、明晰夢を見るツールのように感じていました。フォーカス10など低いフォーカスレベルでも、想像したことを自由に体験できます。
その特徴を活かして、思考や感情、行動までを自分の望むように変えていくのがヒューマンプラスシリーズだと感じました。
C1(覚醒状態)に戻ってきたら、イメトレしたことをなぞるように行動していきます。
使い方
ヒューマンプラスの基本的な使い方は以下の通りです。
- Track1(準備)を聴いて、フォーカス10の状態に入り、アクセスチャンネルを開く
- Track2(メインセッション)で、特定の目的に応じたファンクションコマンドをプログラムする
- 日常生活の中で、必要なときにコマンドを呼び出す
CDは1枚で完結しており、それぞれのTrackが30分程度、合計約60分のセッションです。
Track1は眠ってもOK
Track1(準備のセッション)は、眠ってもよいと言ってくれるので大好きです(笑)
ヘミシンク中のうたた寝ほど気持ちのよいものはありません! でも毎回何らかの目的を持ってセッションに入っているので、いつもは一生懸命睡魔と戦っています。
だからこそ、素直に眠ってしまってよいセッションはとても心地よいです。
ナレーションによると、眠ってしまっても記憶には残るから大丈夫とのこと。
ただしこれはTrack1だけでの話。Track2は起きていた方が効果を実感しやすいと感じました。実際に寝落ちしたこともありますが、やはり起きてしっかり聴いていた方が、その後の効果は明らかでした。
2枚続けて聴くのがおすすめ
Track1とTrack2は続けて聴く必要はないようですが、私は続けて聴く効果を感じています。
Track1で寝落ちして、目が覚めてから水を飲んだりトイレに行ったりします。
その後Track2のセッションを行うと、すでにTrack1でうたた寝しているのでもう眠くないのです。
Track2でしっかり覚醒したままヘミシンクを聴けるので、2枚続けて聴く意味があると思っています。
期待できる効果
ヒューマンプラスを活用することで、以下のような効果が期待できます。
「エネルギーにアクセスする」を試した私の場合、エネルギーが増大する効果は1回使っただけで実感しました。
ただし、すでに8ヶ月以上ヘミシンクを継続していたからこそ、すぐに効果を感じられたのだと思います。
ゲートウェイ・エクスペリエンスシリーズなどを継続して、意識を広げることに慣れている方は、ヒューマンプラスの効果もすぐに実感できるのではないでしょうか。
ゲートウェイ・エクスペリエンスとの違い
ヘミシンクといえば、ゲートウェイ・エクスペリエンスシリーズが有名ですよね。
ヒューマンプラスとゲートウェイ・エクスペリエンスは、どちらもヘミシンクの技術を使っていますが、目的とアプローチが異なります。
| ゲートウェイ・エクスペリエンス | ヒューマンプラス | |
|---|---|---|
| 目的 | 意識を拡大し、様々なフォーカスレベルを探索する | 潜在意識にプログラムして、日常生活に変化をもたらす |
| 構成 | Wave I〜VIIIまで8巻(CD25枚)の段階的プログラム | 1枚のCDで完結(目的別に複数タイトル) |
| 特徴 | フォーカス10→12→15→21→27と段階的に意識を拡張 | 特定の目的に特化したセルフプログラミング |
| 学習スタイル | 順番に進める必要がある | 興味のあるタイトルから自由に始められる |
つまり、ゲートウェイ・エクスペリエンスは「意識の探索」、ヒューマンプラスは「日常生活の変化」にフォーカスしていると言えます。
ゲートウェイ・エクスペリエンスを学んでいなくても、ヒューマンプラスから始めることは可能です。ただし、Track1でフォーカス10への移行を学ぶため、ある程度のヘミシンク経験があった方がスムーズかもしれません。
実際に使ってみて感じた違い
両方を体験した上での実感を書きます。
ゲートウェイ・エクスペリエンスシリーズも、使い続けていれば確かに現実が変わっていきます。
「リリースとリチャージ」や「問題解決」などのセッションでは、恐怖心や不安を手放したり、内面的な問題を解決することで、現実の行動が変わっていくことも多いです。
とはいえ、本質的には内面の変化を目的としています。
一方でヒューマンプラスシリーズは、ダイレクトに現実の行動に働きかけるプログラムです。
私のように日常生活に役立てたいタイプにはぴったりだと感じました。
さらに、CD3枚組のゲートウェイシリーズに対してCD1枚で完結するヒューマンプラスは、価格も手頃です。
こんな人におすすめ
ヒューマンプラスは、以下のような人におすすめです。
具体的な目的がある人
たとえば現実生活において、
- 「記憶力を良くしたい」
- 「エネルギーを高めたい」
- 「人生を変えたい」
など、明確な目的がある人には、目的に特化したヒューマンプラスが効率的です。
時間があまり取れない人
ゲートウェイ・エクスペリエンスの全8巻を学ぶ時間がない人でも、1枚で完結するヒューマンプラスなら取り組みやすいでしょう。
日常生活に即効性を求める人
ファンクションコマンドは日常の中で使えますし、ヘミシンクで得た体験を実生活に応用しやすいのが特徴です。
ヘミシンクの効果で現実を変えたい人におすすめです。
意識探索より実用性を重視する人
体外離脱やガイドとの交信、死後の世界などに興味がある場合はゲートウェイ・エクスペリエンスシリーズがおすすめです。
そうした意識探索よりも、現実生活の改善に興味がある人にはヒューマンプラスが向いています。
日本語版タイトルと使ってみた感想
現在、日本語版が販売されているヒューマンプラスは以下の3枚です。
購入方法は、
などが可能です。タイミングによってはAmazonやメルカリに中古CDが出ていることもあるようです。
エネルギーにアクセスする(Access to Energy)
エネルギーを高めるためのプログラムです。
知的活動に必要な精神的エネルギーと、肉体を動かす筋力などのエネルギーの双方を高めてくれるセッション。具体的には思考の方向性を明確にしたり、睡眠の深さを改善することで、活力を高めていきます。
「体力がないから、やりたいことをやりきれない」と感じている人、疲れやすい人、もっと活力が欲しい人におすすめです。
日本語版ナレーションは女性です。
使ってみた感想:ナレーションの印象
ナレーションの女性の声は冷静な感じで、邪魔になりません。あまり温かみはありませんが、ヒューマンプラスシリーズのコンセプトには合っていると思います。
個人的には男性の声より女性の声の方がリラックスしやすくて好きです。
Track1(準備のセッション)を聴いてみて
Track1は寝る前や仮眠を取るのにぴったりです。
誘導瞑想や催眠療法のように、全身の力を抜いていく暗示がナレーションされます。
「ヘミシンクによる具現化」の1枚目にもリラックスのお手伝いとして同様の内容が含まれていました。ただし具現化のCDでは足のつま先からリラックスしていくのに対し、ヒューマンプラスの準備のセッションでは頭からリラックスしていきます。
違いはありますが、どちらもよく眠れますね!(笑)
Track2(エネルギーの源を探求する)を聴いてみて
Track2のセッションでは、自分自身のエネルギーの源を探求していきます。
探求の時間はフリーフローです。ヘミシンクに不慣れだと何をしてよいか分からなくなるかもしれません。想像力を働かせて、自由に動いてみましょう。
と言われてもイメージが湧かない方のために、私の体験を3回分ご紹介します。
1回目:伊豆の海
初めてこのセッションを行ったとき、私は海の中を探求しました。
私自身が強いエネルギーを感じた体験が、台風が近づいている時期に伊豆の海で大波をかぶった記憶だったからです。
大自然のエネルギーを感じると同時に、自分自身の生命もその強いエネルギーの一部なのだと感じました。
実際に海岸に立っていたときの記憶を呼び戻し、その後はヘミシンク音を聴きながら、実際には潜っていない海の中を探求しました。
2回目:中学1年の通学路
2回目のセッションで出てきた映像は、中学1年生の頃、新緑の通学路を通って帰宅している光景でした。
萌えるような緑と、12歳の頃の情熱や躍動感をありありと思い出しました。
フリーフローの時間は12歳の自分と重なって、当時よく空想していた世界に入りました。何十年も忘れていたのに、当時好きだったものに対する熱い感情が戻ってきて驚きました。
3回目:五島列島のアコウ樹
3回目のセッションでは、五島列島で見たアコウ樹が出てきました。旅行中と同じように神社に参拝し、アコウ樹を見上げました。するとフリーフロー中に、アコウ樹との対話が始まったのです。
空想なのか明晰夢なのか……? ファンタジックに、アコウ樹の精と話していると考えても素敵かもしれません。
「あなたのエネルギーの源は何ですか?」と私が質問すると、アコウ樹の意識が答えました。
「人間たちが私を見守り、大切にして、声をかけてくれる。私は見られることが好きだし、あなたのように遠くから会いに来てくれる人間もいる。だから常に成長するエネルギーがあるんだ」
喜びのエネルギーで大地から栄養を吸い上げ、さんさんと降り注ぐ日差しで光合成して、今も成長し続けているということでした。
このように、フリーフロー中は自由に空想の世界を漂ってOKです。好きなことをして楽しみましょう!
効果の持続期間と使い方のコツ
私の場合、「エネルギーにアクセスする」のセッションを行ってから3日ほどで効果が薄れ、5日ほど経つと完全に切れる感覚があります。
そのため、頻繁に行うように心がけています。
効果の詳しい実感については、200回セッションの記録に書いています。
メビウス・ウエスト(Mobius West)〔新しい未来をプログラムする〕
望む現実を創造するためのプログラムです。思考、感情、行動の変化をプログラムし、精神的、感情的、肉体的なパターンを修正します。自ら進む方向性を意図して、人生を切り開きたい人におすすめ。
英語版はロバート・モンロー自身によるナレーションですが、日本語版は女性の声が誘導してくれます。
まだ購入していない理由
実は、メビウス・ウエストはまだ購入していません。
ヘミシンクの願望実現系のセッションには、ゲートウェイシリーズの中に含まれている「パターン化」、シングルシリーズの「ヘミシンクによる具現化」(すでに購入済み)、「ヘミシンクによる成功の創出」(未購入)など、複数のタイトルがあります。
すでに持っているCDと内容がかぶらないか、「成功の創出」とどちらが自分に向いているのか、よくリサーチしてから購入しようと思っています。
調べたところ、「成功の創出」は内面をカウンセリングしてブロックを解除していくような内容の印象です。
一方メビウス・ウエストはヒューマンプラスシリーズなので、行動に特化したプログラムのようです。
今回メビウス・ウエストではなく「エネルギーにアクセスする」を選んだのは、何をすべきか分かっているのに、どうも体が動かないと感じることが多かったから。
行動を変える前に、まずはエネルギーそのものを高める必要があると感じたのです。
情報にアクセスする(Access to Information)
忘れてしまった記憶や知識を思い出すためのコマンドを学びます。人生の必要な場面で必要な知識・情報を顕在意識に呼び出せるようになるセッションです。
日本語版ナレーションは女性です。
まとめ:ヒューマンプラスの特徴
ヒューマンプラスは、ヘミシンクの技術を使ったセルフプログラミングのツールです。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 開発者 | ロバート・モンローが考案した潜在意識活用法 |
| 手軽さ | 1枚のCDで完結。価格もゲートウェイシリーズより手頃 |
| 特徴 | 日常で使える「ファンクションコマンド」をプログラム |
| 始めやすさ | ゲートウェイ未経験でもOK。アクセスチャンネルはフォーカス11あたり |
| 日本語版 | 3タイトル販売中(メビウス・ウエスト、エネルギーにアクセスする、情報にアクセスする) |
ゲートウェイ・エクスペリエンスが「意識の旅」だとすれば、ヒューマンプラスは「日常生活を変えるツール」。どちらもヘミシンクの力を活用していますが、アプローチが異なります。
実際に「エネルギーにアクセスする」を使ってみて感じた一番の魅力は、日常の行動がダイレクトに変わることです。
ヘミシンク中のイメージトレーニングが、そのまま現実の行動につながっていく感覚は、ゲートウェイシリーズとはまた違った手応えがあります。
「意識探索にはあまり興味がないけど、現実生活を変えたい」という人はもちろん、ゲートウェイ・エクスペリエンスシリーズを継続してきた方にもおすすめです。
意識を広げることに慣れている方なら、ヒューマンプラスの効果もすぐに実感できるはずです。


